ドイツ 海外遠征

ドイツ語では"Deutsche Fußballnationalmannschaft" ドイチェ・フースバルナツィオナルマンシャフト、 愛称はマンシャフト［Mannschaft］（ドイツ語で“チーム”、”集団“ 意）と呼ばれ親しまれています。 W杯優勝3回、準優勝4回、決勝戦には7度出場。特にベスト8以上進出は2014年大会で16大会連続まで伸ばし ています（次点はブラジルの6大会連続）。欧州選手権（EURO）では優勝3回、準優勝3回を誇り、西ドイツ時代も 含め世界を代表する強豪国の一つです。2000年代前半まではフィジカルを重視したプレースタイルが特徴でしたが、 そこに組織的な守備とパスワークを加え、さらにテクニックに優れた選手による華麗な攻撃なども見られるように なりました。これらは旧来の純粋なドイツ人の他、中央ヨーロッパ、バルカン半島、そして特にトルコ系移民が代表に 定着するようになったことも大きく影響しています。隣国のフランスやイングランドほど多くはありませんが、アフリカ 系移民の選手も増えてきており、ますます進化していると言えます。この数年、FIFA世界ランキングでもスペインに次ぐ2位を長らくキープして来ましたが、 W杯ブラジル大会の優勝によりついに1位に上り詰めました。各年代（U-17、U-20、女子など）でも常に好成績を収めており、欧州はもとより世界でもトップクラスの育成大国と言われています。

ドイツ語でFußball-Bundesligaフースバル・ブンデスリーガ（サッカー・連邦リーグ）は1部と2部が 各18チーム、3部20クラブの合計56クラブで構成されています（3部リーグは2008-2009から再編成されてスタート）。 トップリーグではバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントなど世界屈指の名門クラブの他、 バイエル・レバークーゼン、シャルケ04、ヴォルフスブルグといった有力クラブがひしめくリーグです。 スペインのリーガエスパニョーラ、イングランドのプレミアリーグとならんで「世界最高峰のリーグ」と言われて います。ここ数年の流れとしては、若い力と斬新な戦術でボルシア・ドルトムントに連覇を許していたバイエルンが、 この2シーズンは逆に2連覇を達成（通算24回目の優勝）、盤石の戦いを見せました。 欧州ナンバーワンクラブを決めるチャンピオンズリーグでもバイエルン、ドルトムントなどドイツ勢が上位に定着 しています（近年では決勝でバイエルンとドルトムントが対戦、バイエルンが勝利）。 また、他国のリーグに比べると観客動員数が非常に高く、トップリーグでは1試合平均45,000人を超えています。 （2014年シーズンJリーグの最多平均は浦和の38,000人）。人気クラブのボルシアドルトムントは何とここ数年は 8万人超という驚異的な動員数です。クラブの健全経営でも知られ、Jリーグでも近年導入されたクラブライセンス 制度により赤字のクラブがほとんどありません。多くの日本人選手もプレーしており日本でも人気上昇中。 歴史的に日本のサッカーはクラマー氏の時代からドイツをモデルにしていることが多く、代表チームの強化、 育成（ライセンス制度）、リーグやクラブ組織（クラブライセンス制度）もドイツに範を求めています。